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SBS中間決算、EC需要取り込み増収増益で折り返し

2020年8月7日 (金)

財務・人事SBSホールディングスが7日発表した1-6月中間決算(連結)は、保有する物流施設の流動化施策で前年同期を上回る収益を計上したほか、燃料単価が落ち着いて推移したことを受け、増収増益で上半期を折り返した。売上高は前年同期比1.7%増の1291億円、本業の儲けを示す営業利益は12.5%増の62億円、最終利益は23.1%増の41億円を確保した。

不動産事業では、長津田物流センターの40%相当の持ち分を信託受益権の形で譲渡。前年同期にも同物流センターの30%相当を売却しているが、譲渡した持ち分が増加したことで、部門売上が25.4%増加、利益も全社営業利益の過半を占める39億円(27.3%増)を稼ぎ出した。

主力の物流事業は、企業間物流や海外事業で新型コロナウイルスの影響を大きく受けたものの、即日配送事業でEC需要を取り込み、生活物流部門や食品流通などの分野でも需要拡大を追い風に堅調に推移した。

下半期も生活必需品やEC需要の取り込みに注力し、通期業績は従来予想を維持する。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/12/中間 [前年同期比]20/12/1Q [前年同期比]19/12/通期 [前年同期比]19/12/3Q [前年同期比]
売上高129,139 [1.7%]68,809 [6.5%]255,548 [25.6%]190,754 [40.2%]
営業利益6,243 [12.5%]5,079 [32.4%]10,176 [23.5%]7,801 [119.5%]
最終利益4,131 [23.1%]3,073 [36.2%]6,079 [37.9%]4,727 [155.9%]
売上高営業利益率4.8%7.4%4.0%4.1%