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JR貨物、11月輸送量4.4%減少

2018年12月13日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が13日発表した11月の輸送動向によると、「平成30年7月豪雨」などの影響で運休が増えたことにより、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて4.4%減少(前年同月比)した。

今月は、7月豪雨、東北線・東海道線での輸送障害などの影響により、高速貨物192本が運休となった(前年は高速貨物14本が運休)。

コンテナは、自動車部品が大手自動車メーカーの増産に伴って東海地区から東北地区向けの輸送が好調に推移したほか、家電・情報機器ではドライバー不足による鉄道へのシフトが進んだこと、停電時も使用可能な暖房器具の需要が伸びていることから増送となった。

一方、紙・パルプが国内需要の減少に伴って大幅に減送となったほか、農産品・青果物は、夏季の天候不良に伴い生育不良となった北海道産の生野菜、馬鈴薯、玉葱等が低調に推移した。また、山陽線開通後も7月豪雨による影響を一部受けている、食料工業品、化学工業品、化学薬品等が前年を下回り、コンテナ全体では3.4%減となった。

車扱は、石油が冬季の需要期に入ったものの前年と比較して気温が高く推移したことから、灯油を中心に低調な荷動きとなり、車扱全体では7.1%減なった。