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JR貨物、豪雨・台風でコンテナ輸送27%減

2018年9月12日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が12日発表した8月の輸送動向によると、「平成30年7月豪雨」などの影響により、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて17.3%減少(前年同月比)した。

今月は、7月豪雨や台風20号接近・上陸の影響などにより、高速貨物1402本、専用貨物19本が運休となった(前年は、高速貨133本、専貨8本が運休)。なお、豪雨の影響で不通となっている山陽線については、トラック・船舶による代行輸送を実施している。

コンテナは、紙・パルプが山陽線不通の影響により中国・九州地区からの発送が大きく落ち込み大幅な減送となったほか、自動車部品、積合せ貨物、化学工業品・化学薬品、家電・情報機器をはじめすべての品目で前年を大きく下回った。その結果、コンテナ全体では27.2%減少した。

車扱では、前年に比べ気温が高く推移したことに伴い、ガソリン・軽油の消費量が増加したため、石油が比較的好調だった。また、セメント・石灰石も、需要が増加したことにより大幅な増送となった。車扱全体では7.7%増となった。