荷主川崎汽船は24日、今治造船傘下の多度津造船で今年度中の竣工を目指して建造中のLNG燃料自動車船が進水した、と発表した。
このLNG燃料自動車船は、環境意識の高まりを背景に、環境省、国土交通省が連携する「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業」の支援を受けて具体化させたもので、主機に二元燃料ディーゼル機関「ME-GI」を採用、排気ガス再循環システム(EGR)を搭載。
また使用燃料の選択に柔軟性を持たせるため、発電機用の選択触媒還元脱硝装置「SCR」を備えている。
■本船概要
全長:199.9メートル
型幅:37.2メートル
最大積載自動車台数:7020台
総トン数:7万3800トン
船籍:日本