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ユニセフ、イエメンにコロナ関連物資81.7トン空輸

2020年8月25日 (火)

環境・CSR日本ユニセフ協会は25日、紛争の影響を受けるイエメンで感染症の蔓延を抑えるため、チャーター機で81.7トンの新型コロナウイルス関連物資を空輸したと発表した。

エプロンやN95マスク、医療用マスク、フェイスシールド、ゴーグル、手袋、酸素濃縮器――などを積んだチャーター機は、8月22日にアラビア半島南西部に位置するイエメンの首都サヌアに到着。今週末には別のチャーター機が同国の港湾都市アデンに到着する。

物資輸送は、世界銀行のグループ機関である国際開発協会(IDA)、クウェート基金、オーストラリア政府からの支援によって実現した。ユニセフはこれまでに、18万枚のN95マスク、15.7万個のフェイスシールド、550万枚の手袋、620万枚のマスク、130万枚のエプロンを輸送してきている。

これらの物資によって、最前線で働く医療従事者が新型コロナウイルスの蔓延に安全かつ効果的に対処するという重要な仕事を継続できるようになる。ユニセフは、資金不足とパンデミックによってもたらされた課題を抱えながらも、全国の支援を必要としている子どもたちや家族に手を差し伸べようとしている。ユニセフ・イエメン事務所代表代理のシェリン・バーキー氏