ヤマト運輸、ネコポスの厚さ上限0.5センチ拡大

サービス・商品ヤマト運輸は9日、フリーマーケットサービやオークションサイトなどの個人間取引サイト運営事業者向けに提供しているポスト投函型配達サービス「ネコポス」について、10月1日以降、取扱サイズを現行の厚さ2.5センチ以内から3センチ以内に拡大すると発表した。

ネコポスは、小さな荷物を宅急便レベルの翌日配達でポストに投函する法人向けサービスで、通販事業者や団体、個人事業主がヤマト運輸と契約した上で利用できる。

新型コロナウイルス感染拡大を背景にEC需要が高まる中、個人間取引を利用する顧客が増加するのに伴い、ポスト投函による非対面の受け取りを希望する顧客から支持されてネコポスの取扱量も急増しているが、出品者からは「厚さ2.5センチを超える商品にもネコポスを利用したい」という声が寄せられていたという。

ヤマト運輸では10月1日から、個人間取引サイトなど同社の配送連携APIと呼ばれるシステム連携ツールの利用者を対象に、ネコポスの上限サイズを厚さに限って0.5センチ拡大することにした。厚さ以外の上限サイズは、従来通り角A4サイズ（縦31.2センチ以内・横22.8センチ以内）、重量も1キロ以内で変わらない。