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岡崎通運、九州に自動車産業向け物流拠点確保

2020年9月16日 (水)

拠点・施設岡崎通運(愛知県岡崎市)は16日、福岡県福智町の倉庫を取得し、改装作業を経て2021年1月に自動車産業向け物流拠点として本格稼働を開始する、と発表した。

取得したのは延床面積4804平方メートルの倉庫建物と4万917平方メートルに及ぶ敷地で、十分な保管・荷役スペースを備え、トラックステーションも確保。増築余地の豊富な土地を活用し、需要の増加にも対応できる体制を整える。

倉庫は福岡県赤池工業団地の一角に立地し、九州自動車道八幡ICから12キロ、博多港から1時間と主要な物流インフラに接続しやすい。北九州の自動車メーカー工場にもほど近いロケーションを生かした、自動車部品の保管とジャストインタイム配送に適している。

同社は三河地域を中心とした自動車部品物流を主力とする物流企業で、2006年に自動車部品メーカーからの要請を受けて福岡県直方市に進出。14年には福岡県に岡通九州を設立し、九州における物流体制を整備した。こうした物流インフラを生かし、岡崎通運と岡通九州は三河・九州間で長距離輸送を行うほか、九州デポでは自動車部品の一時保管、仕分け機能を提供し、北九州の自動車メーカー各社工場への配送、納入業務を手がけてきた。

新倉庫の取得は、これらの業務の取扱高が年を追うごとに増加し、既存施設を拡張する必要性に迫られたことを受けたもので、今後は新倉庫を九州の重要拠点に位置づけ、自動車部品物流で得た物流加工ノウハウ、高度な時間正確性が求められる「タイムセンシティブサービス」の経験を生かして一般消費財やEC事業向け保管配送サービスも積極展開する計画。

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