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東京港・8月、対中輸出15%増で対米大きく上回る

2020年9月17日 (木)

ロジスティクス東京税関が16日に発表した貿易概況(速報)によると、東京港の8月の輸出総額は前年同月比11.5%減の4090億円。2020年上半期(1-6月)の累計では、対米輸出が対中輸出を700億円上回っていたが、5月にこれが逆転し、8月は15%増の1227億円だった対中輸出が、31.2%減の1006億円だった対米貿易を大きく上回る形となった。対EU輸出は2.5%増の463億円で、5か月ぶりに前年比プラス。

輸出品目別では、米国向けが多い自動車部品(28.8%減)、内燃機関(29.6%減)、無機化合物(74.3%)の落ち込みが激しく、中国向けが多い建設機械は59.7%増加した。

東京港の8月の輸入総額は、7.9%減の8712億円で、対米・対EU・対アジアの全てで前年実績を下回ったが、地域別で最も多い中国からの輸入は0.2%減(3671億円)に留まった。

輸入品目別では、衣類(22.9%減)、肉類(26.2%減)、たばこ(27.8%減)が大きく減少した一方、中国からの輸入が多い電算機類は38.2%の増加となった。