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日野と中国BYD、商用EV開発で合弁会社設立へ

2020年10月21日 (水)

M&A日野自動車は21日、ことし4月に商用電気自動車(EV)の開発で戦略的パートナーシップ契約を締結していた中国・比亜迪汽車工業(BYD)と、新会社の設立に向けて合弁契約を締結したと発表した。両社が50%ずつ出資し、2021年に中国国内で新会社を立ち上げる。

▲米国で使用されているBYDの電気トラック(廃棄物収集車、出所 :BYD)

BYDは、1995年にバッテリーの研究開発・製造を手がける会社として設立。バッテリーやモーター、半導体デバイス、電子制御などの電気自動車に必要な中核技術に強みがあり、乗用車や商用車、フォークリフト、バッテリーなどを提供している。

日野自動車はことし10月に、米国向けの電気トラック開発計画「プロジェクトZ」と、トヨタ自動車ら国内5社と取り組む水素燃料電池大型トラックの走行実証を発表するなど、電気トラックの開発を加速させており、今回の新会社ではアジア市場をターゲットとした電気トラック・バスの開発に取り組む。

具体的には、商用電気自動車のラインナップで世界をリードするBYDの開発実績と、日野自動車がハイブリッド車開発で培ってきた電動化技術を組み合わせ、自動車本体と電動ユニットを開発。2020年代前半に日野ブランド車の市場投入を目指す。

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