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日野自、トヨタに続き中国BYDと商用EV開発で連携

2020年4月23日 (木)

M&A日野自動車は23日、中国・比亜迪(BYD)と商用EV(電気自動車)開発の協業を中心とする戦略的パートナーシップ契約を締結した、と発表した。

両社は今後、商用EVの開発を加速し、市場のニーズに最適な商品をタイムリーに投入していくことを目指す。まずは個別のEV製品の開発から協業を始め、EVの普及促進に向けて販売面や周辺事業でも協力していく。

▲BYDのEVトラック(出所:BYD)

BYDは、1995年にバッテリーの研究開発・製造会社として設立。バッテリーやモーター、半導体デバイス、電子制御などのEVの中核技術に強みがあり、乗用車や商用車、フォークリフト、バッテリーを含むトータルエネルギーソリューションを提供している。

商用車では、バスからトラックまで幅広いEV製品を取り扱っており、2011年に深センで電気バス「BYD K9」が営業運行を開始して以来、BYDの電気バスは50を超える国と地域の300以上の都市で導入されている。累計販売台数は5万台以上で、電気バスの販売では世界トップ。

同社は4月2日にトヨタとEV開発の合弁会社を設立することを発表しており、5月中に新会社が事業を開始する。