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住友商事、貿易業務管理システムを刷新

2020年10月22日 (木)

サービス・商品キヤノンITソリューションズは22日、住友商事が貿易業務のスピードと効率を高めるため、キヤノンITSの貿易業務管理システム「TradeWise」(トレードワイズ)を導入したと発表した。

貿易業務は紙ベースの手続きが多く、住友商事でも2012年から輸出入許可通知データ管理システム(DDMS)を構築して業務の電子化に取り組んでいたが、開発から年月が経ち、処理速度の遅さや手入力業務の効率の悪さから、利用者の不満が徐々に高まってきたため、DDMSの保守契約が終了するのを機にシステム刷新プロジェクトを開始。

電子帳簿保存法に基づき関税関係帳簿の備え付け、保存を電子データで行う為の要件を満たすこと、修正申告・更正通知のデータを取り込めること、その上でシステム開発パートナーとして税関とのコミュニケーションで住友商事を技術面で支えるだけの力があること――を選定要件に定めて複数の提案を比較検討した結果、トレードワイズの採用を決めた。

キヤノンITSは新システム構築と並行して住友商事の税関への届出を支援。保守期限が迫るなか、7か月でシステムを移行した。新システムでは電子帳簿保存法の要件に対応するとともに、NACCS(通関情報処理システム)から修正申告・更正通知データを含め自動で取り込めるようになり「旧システムと比べて業務効率が飛躍的に向上した」(キヤノンITS)という。

▲システムの概要