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J&T環境、工場前混雑情報をドライバーに配信

2020年11月11日 (水)

国内AIとIoTを活用した空き情報配信サービスを手がけるスタートアップ、バカン(東京都千代田区)は11日、J&T環境(川崎市幸区)の川崎エコクリーン工場にリアルタイム空き情報配信サービス「VACAN」(バカン)を提供し、搬入用トラックの待機列の混雑情報を配信する、と発表した。

川崎エコクリーン工場では廃プラスチックを含む可燃物、廃酸、廃アルカリ、廃油といった産業廃棄物を処理しており、毎日多くのトラックが廃棄物の搬入や積み下ろしを行っているが、ドライバーがほかのトラックの動向を事前に把握できないため、搬入時間が重なってトラックの待機列が生じ、待ち時間が発生していた。

そこで、同社は3つのボタンを操作するだけで混雑情報を発信できる手軽さが特徴のバカンを導入。これにより、利用者はスマートフォンなどで混雑情報を常時確認できるようになる。

具体的には、J&T環境がボタン型のIoT機器を用いてゴミ搬入トラックの待機列の混雑情報を配信し、専用のページにドライバーがスマートフォンなどからアクセスすることで、工場内のリアルタイムな混雑状況を確認できる。搬入前に混雑情報を確認することで、混雑時を外した「ずらし搬入」が可能になる。