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日通、上海青浦工業園区に「モデル倉庫」竣工

2020年11月12日 (木)

新倉庫の外観(出所:日通)

国際日本通運は12日、中国現地法人の日通国際供応鏈管理(上海)が上海市青浦工業園区内に新倉庫「青浦II期倉庫」を竣工し、2日から営業を開始したと発表した。フォークリフトオペレーターの研修センターを設置し「中国でのモデルとなる倉庫」(日通)を目指す。

新倉庫は鉄骨・鉄筋コンクリート造、3階建て、倉庫面積は2万4000平方メートルで、隣接する既存倉庫(1万5000平方メートル)と合わせた倉庫面積は3万9000平方メートルに拡大する。敷地面積は4万5000平方メートル。高床ホーム、ドックレベラー、非常用発電機を備え、24時間体制の警備を行う。

青浦工業園区は上海市の「重点支援市レベル工業園区」の指定を受けており、電子、バイオ、ハイテク企業が集積している。上海市中心部まで50分圏内にあり、生産地として発展している江蘇省の各都市と上海を結ぶ高速道路に隣接する。

日通が既存倉庫の隣接地に新倉庫を建設したのは中国国内向けの販売物流、メーカー向けのジャストインタイム納品、空調施設を利用した保管・配送など、自動車や電機・電子産業の荷主ニーズに対応するためで、今後は自動搬送機器などを導入し「先端技術を活用した省人化」を図る。取扱業務は倉庫保管、国内トラック輸送、航空・海運輸出入フォワーディング、流通加工など。