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日本ポート産業、神戸市に冷凍冷蔵の新倉庫

2020年11月16日 (月)

拠点・施設上組は16日、傘下の日本ポート産業(神戸市東灘区)の新倉庫「神戸住吉冷蔵倉庫」が9月30日に完成したと発表した。冷凍食品、乳製品、畜肉、果汁などの冷凍冷蔵貨物の流通量が増加傾向にあることから、今後の需要に対応するため、東灘区住吉浜町に冷凍冷蔵機能を備える新倉庫を建設したもの。

新倉庫は建築面積5349平方メートル、延床面積1万7898平方メートルで、収容能力は急速冷凍庫(マイナス40度)が690トン、F級(マイナス25度)が1万5300トン、C&F級(マイナス25度からプラス5度まで)が5450トン。

▲「神戸住吉冷蔵倉庫」外観

建物は鉄筋コンクリート造、4階建てとなっており、垂直搬送機3基、荷物用エレベーター1基を設置し、解凍作業室も備える。冷蔵冷凍設備は自然冷媒ガス(アンモニア、CO2)方式を採用した。

屋上一面には発電量450.18キロワットの太陽光パネルを敷設し、新倉庫で使用する電力の一部をまかなう。

日本ポート産業は、1973年に日新製糖、上組、雪印乳業(現雪印メグミルク)の異業種3社が共同出資で立ち上げた複合ターミナル運営会社で、2019年2月に上組が株式の過半を取得して子会社化した。