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日本ポート産業、神戸の冷凍冷蔵倉庫を建替え

2021年4月27日 (火)

▲新倉庫の完成イメージ(出所:上組)

拠点・施設上組は27日、子会社の日本ポート産業が「神戸魚崎冷蔵倉庫」(神戸市東灘区魚崎浜町)の建て替えを決定したと発表した。老朽化が進む同倉庫の建て替えを行い、冷凍冷蔵倉庫の需要増加に対応する。7月1日に着工し、2022年12月31日に完成する見通し。

新倉庫は、昨年9月末に完成した「神戸住吉冷蔵倉庫」(同区住吉浜町)と同じ「高効率で環境負荷の少ない施設」をコンセプトとし、自然冷媒(アンモニア、CO2)を使用した冷却設備を採用するほか、屋上一面に太陽光パネルを敷設し、新倉庫で使用する電力の一部を賄う。

また、新型コロナウイルス感染症対策として、非接触と換気の強化に配慮した設計とし、完成後は冷凍冷蔵保管・解凍・熟成などの機能を有した「マルチ冷凍冷蔵倉庫」として稼働する。

上組が2019年2月に子会社化した日本ポート産業の収容能力は、「神戸住吉冷蔵倉庫」と「神戸魚崎冷蔵倉庫」をあわせて既存倉庫の1.5倍となる見通し。

■新倉庫の概要
名称:神戸魚崎冷蔵倉庫(仮称)
住所:神戸市東灘区魚崎浜町16番地
着工日:2021年7月1日
竣工日:2022年12月31日
建築面積:6196.62平方メートル
延床面積:2万3799.8平方メートル
収容能力:F級(-25度)2万2100トン、C&F級(-25度~5度)4100トン、C級(-2度~5度)7300トン、解凍庫(-2度~17度)350トン、熟成庫(-2度~+15度)1100トン
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建
主要設備:垂直搬送機4基、荷物用エレベーター1基
冷凍冷蔵設備:自然冷媒ガス(アンモニア、CO2)方式
太陽光発電量:500kW