調査・データレコテック(東京都千代田区)は17日、福岡アジア都市研究所、グルーヴノーツの2社と共同で、廃プラスチックの流通プラットフォームを構築する実証事業を開始した、と発表した。
種類が多いにもかかわらず、それぞれの発生量が少量で回収に難しさのあった商業施設の廃プラスチックを対象に、レコテックが開発した再生資源分析クラウドプラットフォームとアプリを用い、福岡市の総排出量を可視化する。
福岡アジア都市研究所は資源循環に取り組む事業社間ネットワークを構築し、参加団体とともに品質評価、リサイクルコストなどを分析。グルーヴノーツの量子コンピューティング技術やAI技術を活用して廃プラスチックの分別・収集・リサイクル(リペレット)を行い、静脈産業の活性化や生産性向上に向けた仕組みの検討、検証に取り組む。
実証事業にはレコテック、福岡アジア都市研究所、グルーヴノーツのほかに市内商業施設、パイプドビッツ、新興産業、福岡大学、双日も参加する。
事業は福岡県リサイクル総合研究事業化センターが募集していた資源循環システム実証試験に採択されている。