ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

営業倉庫の入出庫が過去5年で最多、主要21社・9月

2020年11月17日 (火)

調査・データ国土交通省がこのほど公表した営業普通倉庫主要21社の実績取りまとめによると、9月は入庫高・出庫高・保管残高(いずれも数量ベース)が、同月実績としては過去5年間で最も多くなった。

入庫高は前年同月比3.7%増の251万トンで、前月比では11.4%の増加。出庫高も、前年同月比1.5%増の253万トンで、前月比10%の伸びをみせた。金額ベースでは、入庫・出庫ともに前年同月比マイナスだったが、前月比ではプラス。9月は前月8月と比べて荷動きが活発だったことがうかがえる。

品目別の入庫高で、前年同月と比べて最も高い伸びを示したのは、「その他の日用品」(66.6%増)。次いで、「その他の化学工業品」(50.6%増)、砂糖(42.9%増)、織物製品(39%増)、米(36.5%)、金属製品(36.1%増)が続いた。

(出所:国土交通省)

(出所:国土交通省)

保管残高数量は、主要21社の1-3類倉庫面積が年々増加しているため、9月としては過去5年間で最も多い534万トンとなったが、前月比では0.3%減少し、金額ベースでも2.6%減の2兆4226億円となった。

統計の対象となっているのは、日本通運、三菱倉庫、三井倉庫、渋沢倉庫、安田倉庫、ヤマタネ、東洋埠頭、ケイヒン、蔦井倉庫、仙台運輸倉庫、諏訪倉庫、東陽倉庫、日本トランスシティ、住友倉庫、杉村倉庫、中央倉庫、森本倉庫、新生倉庫運輸、高松臨港倉庫、福岡倉庫、琉球物流――の21社。全国の普通倉庫事業者が所管する面積の16%を占める。

(出所:国土交通省)