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日通がタイ発日本向け複合一貫輸送、BCP需要対応

2020年11月17日 (火)

国際日本通運は17日、海外法人の南アジア・オセアニア日通が、トラック輸送と海上輸送を組み合わせたBCP対応輸送サービス「NEXオーシャンソリューション・クロスボーダー・ダイレクト」の販売を開始する、と発表した。

東南アジア発の海上貨物では本船のスペース不足やコンテナ不足が続いており、輸送遅延、貨物の受託ができない、といった影響が生じている。中でもこれらの影響が顕著なタイ発貨物を対象に、日本や他国への輸送ルートを確保するため、クロスボーダー・トラックを利用してポートケラン港やシンガポール港へ分散する輸送サービスを開発したという。

タイ発マレーシア・ポートケラン経由とシンガポール経由の2ルートを設定し、マレーシア・ポートケラン経由サービスでは、タイからマレーシア・ポートケランまでのクロスボーダー・トラック輸送と、ポートケラン港から日本の主要港までの海上輸送を組み合わせた。バンコクから東京港までのリードタイムは最短で16日。

(出所:日本通運)

タイ発シンガポール経由サービスは、タイからシンガポールまでのクロスボーダー・トラック輸送と、シンガポール港から日本の主要港までの海上輸送を組み合わせ、バンコクから東京港まで最短14日でつなぐ。

発地から着地まで日通グループが一貫輸送を提供することで品質をキープするとともに、同社が混載運送状(HWB)を発行することで、一貫して輸送責任を明確化。今後も南アジア・オセアニア地域で新たな輸送商品を検討する、としている。