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みらいマルシェ、産地からスーパーへ水産物無料配達

2020年12月3日 (木)

フードみらいマルシェ(東京都港区)は3日、みらいマルシェで成約した水産物の取引で、産地からスーパーへ無料配達する取り組みを11月15日から開始した、と発表した。

活用する産地やスーパーからは「漁業者の収入安定につながる」「顧客に珍しい魚やお得な商品を勧められる」と好評で、同社は「コロナ第3波によって外出自粛が再び求められるなか、スーパーをハブとした産地から食卓までの流通促進のさらなる加速化を目指していく」と意気込む。

産地(港)では、飲食店や宿などの営業自粛に伴い水産物が行き場を失い、魚価も下がっているが、小ロットの取引を大量にこなすのは難しい場合もあり、スーパーなど大型施設との取引を拡大するニーズが高まっていた。一方、食品スーパーは遠方から水産物を仕入れる際に送料がかさみ、仕入れにくいケースがあった。

みらいマルシェでは、産地が送料無料の補助をみらいマルシェに希望し、支援対象魚種を入力することで、送料ゼロで出品される仕組み。同社は「通常は送料がハードルとなって取引が難しい遠地の取引先の開拓や、まずは少量で顧客の反応を確認したい新商品のテストなど、幅広く活用してもらえたら」としている。