宮崎で車両管理、太陽光、EV蓄電池の連携管理実験

環境・CSR出光興産と日本ユニシス、スマートドライブ（東京都千代田区）の3社は18日、宮崎県国富町の町役場庁舎で太陽光発電システム、EV蓄電池、車両管理システムを活用し、「車両管理システムと連携したエネルギーマネジメントシステム」の構築に向けて4月から実証実験を行う、と発表した。

リソースを最適制御することにより、エネルギーコストや環境負荷の低減と災害時のレジリエンスの向上につなげるシステムの構築を目指す。

実証実験では、町役場の敷地内に太陽光発電システム、公用車EV3台、EV予約管理・車両情報取得を行う車両管理システム、複数の蓄電池・EV充放電器・EV充電器、これらのリソースを遠隔から複合的に制御するエネルギーマネジメントシステムを導入し、エネルギー利用の最適化を図る。

蓄電池とEVの最適な充放電計画を作成し運用することで、国富町役場の電力コストの低減やCO2排出量の削減につなげるほか、災害で停電になった際に蓄電池とEVから電力を供給する場合の最適運用を検証し、事業モデルの検討も行う。

スマートドライブが、車両予約情報、車両移動情報、電力情報の取得・統合・可視化を可能にする「スマートドライブフリート」「モビリティデータプラットフォーム」を提供する。