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JR東日本、在来線採石輸送向けに新型車両投入

2021年1月20日 (水)

国内JR東日本は19日、在来線の砕石輸送や砕石散布作業向けに砕石輸送や砕石散布作業用の新型電気式気動車、入換作業や回送列車けん引用の新型電車を投入する、と発表した。

これらの作業には、従来から機関車と砕石輸送用の貨車を使用し、車両の入換作業や回送列車のけん引には機関車を用いているが、いずれも国鉄時代に製造され、老朽化が進んだことからリプレースを決めた。性能評価や技術的検証を実施し、運用エリアを検討したうえで本格的に運用を開始する。

導入する車両は「GV-E197系」(電気式気動車)と「E493系」(交直流電車)の2形式で、GV-E197系は量産先行車として、砕石輸送や砕石散布作業用に6両編成を1編成投入。非電化区間の車両の入換作業や回送列車のけん引にも使用する。E493系は、量産先行車として車両の入換作業や回送列車のけん引用に2両編成を1編成投入する。

GV-E197系・E493系ともに投入時期は春頃以降となる見込みで、GV-E197系は高崎エリア、E493系は首都圏エリアで先行投入する。

GV-E197系は気動車方式を採用することにより、電化・非電化区間を問わず走行が可能で、編成の両端に運転台を備えるため、機関車の入換作業が不要。気動車方式を採用することで、機関車・貨車特有のメンテナンス方法や運転操縦を廃し、効率的なメンテナンスが可能になる。

E493系は交直流切り替え方式により、電化方式にかかわらず走行が可能になる。電車方式を採用することで機関車・貨車特有のメンテナンス方法や運転操縦を廃し、メンテナンスの効率化につなげる。

(出所:東日本旅客鉄道)