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セイノーとエアロネクスト提携、「SkyHub」開発へ

2021年1月22日 (金)

▲セイノーHDの田口義隆社長(左)とエアロネクストの田路圭輔CEO(右)

M&Aセイノーホールディングスは22日、ドローンの機体開発やサービス開発を手がけるエアロネクスト(東京都渋谷区)と「新スマート物流の事業化に関する業務提携契約」を締結した、と発表した。

両社は今後、既存物流とドローン物流の接続を標準化して「オープン・パブリック・プラットフォーム型」の新しいサービスモデルを構築し、人口減少や、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策など、地域の社会課題解決と活性化に取り組む。

具体的には、無在庫化や無人化、複数の物流事業者が扱う荷物のドローン共同配送などを特徴とするサプライチェーンの仕組み「SkyHub」(スカイハブ)や、これを構成する物流システムの開発に取り組み、エアロネクストの研究開発拠点である山梨県小菅村で運用実績を積む。その後、2022年度の「空の産業革命レベル4」の解禁に向けて都市部を含む全国各地に展開していくという。

「スカイハブ」構想では、複数の物流事業者が「ドローンデポ」と呼ばれる一時保管倉庫にEC荷物を持ち込み、共同受取場所の「ドローンスタンド」までドローンで輸送、EC利用者が受取場所まで荷物を引き取りに行く流れを想定。荷物は注文から配達完了まで共通のIDで管理される。

▲「スカイハブ」の実現イメージ(出所;セイノーHD)

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