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双日、循環型サプライチェーンでレコテックに出資

2021年1月26日 (火)

環境・CSR双日は25日、再生資源調達プラットフォームを構築するスタートアップ「レコテック」(東京都千代田区)に出資したと発表した。レコテックによる第三者割当増資を引き受けたもので、双日は「サーキュラーエコノミー(循環型経済)実現に向けた再生資源循環プラットフォームの構築を目指す」としている。

レコテックは、AIを活用して廃棄物の種類、量、場所を可視化できる独自の再生資源循環プラットフォーム「マテリアルプールシステム」(MPS)を開発。2015年から16年にかけて東京都環境局が募集した「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業に採択されている。

MPSでは「精度の高い分別に貢献した排出者」へのインセンティブ設計、トレーサビリティの確立を通じた廃棄物資源の品質向上、AIを活用した廃棄物量の見える化、地域単位で廃棄物の再資源化による経済性の向上などに取り組むことで、サーキュラーエコノミー型ビジネスの実現につなげる。

双日はレコテック社への出資により、これまでの「一方通行型サプライチェーン」ではなく、サーキュラーエコノミー型の新たなサプライチェーンを構築し、「日本の製造業が安心して再生資源を調達できるインフラ」の確立、ASEANを中心とした海外への展開——を目指す。