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グーグルが1.5億ドル拠出、AIでワクチン輸送を支援

2021年1月26日 (火)

メディカルグーグルのサンダー・ピチャイCEOは25日、同社がワクチンの供給や接種を支援するために総額1億5000万ドルにおよぶ資金を拠出するとともに、物流会社の円滑な輸送活動をサポートするためのITツールを提供すると発表した。

これらの支援は、25日の同社ブログで表明したもので、「ワクチンをいつどこで入手するか」といった地域に関連する情報を簡単に見つけられるようにするため、CDC財団、世界保健機関(WHO)、各国の非営利団体に対し、これまでの支援に追加する形で1億ドルの広告助成金を提供。またワクチン関連のコンテンツと情報で、サービスの行き届いていないコミュニティにワクチンを配送するため、公衆衛生機関と協力してさらに5000万ドルを投資する。

また物流会社や公共部門の機関がワクチン配送スピードを高められるようにするため、AIを使用して交通状況や悪天候に適応できる情報を発信し、トラック輸送業務を最適化しながら輸送中の温度変動を検出、ワクチンが目的地に到着すると同時に事前スクリーニング、スケジューリング、フォローアップを容易にするツールを提供する。

また、「インテリジェントワクチンインパクトプラットフォーム」では、ニューヨークやノースカロライナなどの州でワクチン、個人用保護具を病院のスタッフが最も必要となる場所に配布できるよう、予測結果を配信する。