財務・人事ディーエムエスが27日に発表した今3月期第3四半期連結決算は、新型コロナウイルスの影響を受けて主力のダイレクトメール(DM)事業が伸び悩んだほか、物流事業で損失を計上。本業のもうけを示す営業利益は27.4%減(前年同期比)の9億5100万円にとどまった。売上高は11.5%減の187億6000万円、四半期最終利益は28.1%減の6億7200万円。
物流事業は売上高17億4900万円(22.6%減)、部門損失2300万円(前年同期は4700万円の利益)となった。通信販売の出荷代行による取り扱いが伸びた一方、前の期にあったスポットの大型キャンペーン案件の反動があり、大幅な減収。改正派遣法による派遣賃金の上昇も含めた労務費の増加もあって、部門損益が赤字に転じた。通期は従来予想を維持する。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 18,760 [-11.5%] | 12,418 [-13.8%] | 6,456 [-6.8%] | 27,146 [1.4%] |
営業利益 | 951 [-27.4%] | 510 [-37.5%] | 263 [-36.3%] | 1,663 [21.7%] |
最終利益 | 672 [-28.1%] | 350 [-41%] | 173 [-43.3%] | 1,171 [22.9%] |
売上高営業利益率 | 5.1% | 4.1% | 4.1% | 6.1% |