メディカル関西空港の運営会社である関西エアポート(大阪府泉佐野市)は28日、昨年立ち上げた「KIXワクチン輸送タスクフォース」の枠組みで、関西空港のワクチン輸送体制を構築したと発表した。
タスクフォースでは物流関係者間で協議し、スピードと安全をコンセプトに貨物を最優先で取り扱い、ワクチンのリードタイムを「極力短くする体制」を構築した。航空機の運航状況や天候などを想定し「いかなる場合でもスムーズな輸送ができるようにリスク回避も十分に考慮している」という。
タスクフォースは2020年12月21日、国際輸送会社、国内輸送会社、グランドハンドリング・航空会社、関係官公庁、製薬会社——ととともに、空港でのワクチンの確実な受入れ、安全で迅速な輸送を実現するために立ち上げた組織。
関西エアポートでは「社会インフラとしての責務を果たし、航空貨物業界として非常に重要な挑戦だ今回のワクチン輸送を成功させるべく、引き続き関係者と準備を進めていく」としている。