拠点・施設日鉄エンジニアリング(東京都品川区)は18日、日鉄興和不動産(同)から受注した大型賃貸物流施設「LOGIFRONT尼崎II」(ロジフロント尼崎2)が完成し、同社に引き渡したと発表した。この物件の完成により、物流施設の累計受注実績は270万平方メートルに達した。
ロジフロント尼崎2は日鉄エンジニアリングが施工を担当。地震エネルギーの吸収能力が高い自社製耐震部材アンボンドブレースを採用した耐震構造の物流施設とした。
施設は特定のテナントが専用で利用するBTS型施設として、テナントの要望に合わせて倉庫内にブレースのない構造、効率的な柱スパン計画、全館空調などを施した。外壁材はサンドイッチパネルを採用して断熱性を確保。従業員の働きやすさと環境負荷にも配慮している。
現地は大阪市中心部から10キロ圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線東海岸インターチェンジ(IC)から1キロ、中島ICから4キロ、阪神高速道路神戸線尼崎東・尼崎西ICから5キロと、関西圏全体を配送圏に収める立地。