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キューネ、中国の物流企業買収でAPAC事業拡大

2021年2月24日 (水)

M&Aスイスのキューネ・アンド・ナーゲルはこのほど、中国の航空貨物フォワーダーであるエイペックス・インターナショナル・コーポレーション(Apex International Corporation)を買収したと発表した。アジア太平洋地域(APAC)での事業拡大に向けたもの。取得額などについては明らかにしていないが、同社史上で最大規模の買収という。

2001年に設立されたエイペックス社は現在、1600人の従業員を抱え、直近の年間売上高は21億スイスフラン(2444億円)を超える。2020年には75万トンの航空貨物、19万TEUの海上貨物を取り扱っている。

発表に際して、キューネ・アンド・ナーゲルはAPACでの事業拡大のほか、特にECフルフィルメントなどに注力したい考えを表明。エイペックス社は、すでに欧米にも拡大している物流ネットワークを拡大したいとしている。