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ESR、川崎市で延床面積7万m2の物流施設着工

2021年3月5日 (金)

(出所:ESR)

国内ESR(東京都港区)は5日、川崎市で新たな賃貸物流施設「ESR川崎浮島ディストリビューションセンター」(川崎浮島DC)の建設工事に着手したと発表した。1日に着工、2日に地鎮祭を行った。

川崎浮島DCは敷地面積3万2227平方メートル(9749坪)、延床面積6万9533平方メートル(2万1034坪)の4階建てマルチテナント型で、2022年8月31日の完成を目指す。総投資額は240億円で、同社が手がける物流施設としては全国で28番目(着工ベース)、神奈川県内では6件目のプロジェクト。

(出所:ESR)

建設予定地は首都高速道路6号川崎線浮島ICから300メートル、川崎浮島JCTから700メートルと近く、東京都心まで30分、横浜中心部へ25分で到達できる。羽田空港、川崎港コンテナターミナル、横浜港大黒ふ頭、東京港大井コンテナふ頭といった海空の物流インフラも利用しやすい。

建物は4階建てで、物流施設としては最新の設計技術である「免震鉄骨構造」を採用。倉庫は1・2階、3・4階のメゾネット式とし、最小賃貸区画は2900坪、最大6テナントが分割利用できる。

トラックはスロープを経由して3階まで直接乗り入れ可能で、荷物の積み下ろしのためのトラックバースは1階に30台、3階に30台を用意。トラックバースの有効奥行きは14.5メートルを確保する。

1・2階、3・4階は区画ごとに荷物用エレベーター2基・垂直搬送機1基を設け、床荷重は1階が2トン、2-4階は1.5トン、倉庫の梁下有効高は1階6メートル、2階4.5-5.5メートル、3階5.5メートル、4階5.5-6.5メートル、柱ピッチは間口11メートル×奥行11.5メートル——で設計した。

敷地内にはトラック待機場を20台分確保。普通自動車用134台(うち身障者用3台)、バイク用12台の駐車場も整える。

■ESR川崎浮島ディストリビューションセンターの概要
所在地:川崎市川崎区浮島町400-36
敷地面積:3万2227平方メートル(9749坪)
延床面積:6万9533平方メートル(2万1034坪)
着工:2021年3月1日
構造:4階建て、免震鉄骨構造
基本計画・マスタープラン:ESR武田諭氏・落合亮太氏
設計:上野山都市設計
完成:2022年8月31日
用途地域:工業専用地域
施工:東急建設