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医薬品の過剰在庫ネット売買、取扱い55万点に

2021年3月17日 (水)

メディカルリバイバルドラッグ(川崎市高津区)は16日、調剤薬局が抱える医療用医薬品の過剰在庫を会員薬局間で売買できるインターネットサービス「リバイバルドラッグ」の取扱品目が、55万点を突破したと発表した。

リバイバルドラッグは販売価格が自動的に決定される仕組みを用いて、調剤薬局が要らなくなった医療用医薬品を出品し、別の調剤薬局やほかの医療機関が購入できるようにしたもの。

調剤薬局は患者の求めに応じる義務があるため、一般的に在庫を多く保有する必要がある一方、地域ごとに異なる薬剤需要や、消費期限、開封後の返品を受け付けないといった理由によって、多くの医療用医薬品が過剰在庫となり廃棄されている。こうした課題に対し、リバイバルドラッグは手作業と目視による厳正な検品体制で、偽薬や出品者が分からない医薬品の再流通を防ぎながら55万点の取り扱いまで発展させてきたという。