ロジスティクス国土交通省はこのほど、2021年度の新規事業として「川内港唐浜地区国際物流ターミナル整備事業」を採択した。鹿児島県の川内港で岸壁などを整備し、国際物流ターミナルとしての機能を拡大するもので、木材の輸出増などに伴う船舶の大型化に対応する。
21年度から27年度にかけて、水深12メートルの耐震岸壁・航路・泊地を設けるとともに、ふ頭用地などを整備する。総事業費は160億円で、川内港では初めての国による事業となる。
採択を受けて薩摩川内市の田中良二市長は、30日にコメントを発表。関係者に謝意を述べるとともに「水深12メートルの耐震岸壁の整備は、船舶の大型化や災害時の緊急物資輸送にとって必要不可欠」と述べている。