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近鉄エクス、新入社員に「現場中心」アピール

2021年4月2日 (金)

ロジスティクス近鉄エクスプレスの鳥居伸年社長は4月1日、2021年度の新入社員49人に向けてメッセージを配信した。今年はコロナ禍に配慮して入社式での訓示を行わず、電子メールで配信した。要旨は以下の通り。

■鳥居伸年社長のメッセージ(要旨)

当社は物流業者であり、海外では生活の維持に欠かせない事業として営業が許可され、コロナ禍によるロックダウンの際にも従事者はエッセンシャルワーカーとして外出許可証を付与されている。昨年に日本で最初の緊急事態宣言が発令された際も、当社の社員は顧客のサプライチェーン維持のために現場に出勤し、混乱が続く中でも対応を続け、多くの顧客より感謝された。

世界はDXの強い潮流の中にあるが、我々のビジネスにおいては実際の現場での対応が必要不可欠だ。当社はいかなる状況でも現場を中心に成り立っている会社であることをまずは認識し、配属される部署で感じ取っていただきたい。

デジタルネイティブ世代の情報収集能力は他の世代より優れ、自分なりの価値観を確立している人も多いだろう。情報で物事を判断することは合理的で、有効な手段・考えを自分自身で経験を積むことにより得る価値観は、その人の生きる糧になっていくと思う。

これから社会でさまざまなことに遭遇すると思うが、情報による価値観だけで判断をするのではなく、できる限りチャレンジをして実体験を重ね、プラスもマイナスも習得し、人として成長していただきたいと思う。

仕事に対する価値観が変化し、働き方の多様性が世の中に浸透する中で、働きやすい環境作りは会社の使命と考えている。ただ「働きやすい」とは「楽」という意味ではなく、時代の変化に対応できる人材が育つ環境で、そのためには公平公正な緊張感ある職場環境が必要と考えている。

激変する時代では、たくましく生き抜く人材が一人でも多く育つことが、会社のため、そして社会のためになる。何よりも結果的にはその人自身のためになると思う。当社は、いかなる時代をもたくましく生き抜ける社会人に成長できる環境を、これからもしっかりと整えるように努めていく。