環境・CSR米国のユナイテッド航空は13日、DHLなど10社超のグローバル企業との共同プロジェクト「エコ・スカイズ・アライアンス・プログラム」の開始を発表した。持続可能な航空燃料(SAF)の利用促進に向けたもので、同社によれば航空業界では初の取り組み。
同プログラムでは各社の顧客に、従来の燃料に比べて二酸化炭素排出量を80%削減するSAFの購入機会や、脱炭素化のための基金に協力する機会を提供。顧客の航空関連の環境負荷低減に協力するとともにSAFの需要を創出する。今後は当初のアライアンス参画企業に限らず、あらゆる企業の参加を受け入れるという。
年内に購入されるSAFは340万ガロンに上る見込みで、3.1万メトリックトンにのぼる温室効果ガスの排出削減につながり、2.2億マイルの飛行に使用できる。
また、顧客に地元の環境政策担当者を紹介するサポートも実施する。ユナイテッド航空は2050年までに、温室効果ガス排出を実質的に100パーセント削減する方針を示している。