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CMA CGMがCO2排出量削減を加速、20年は4%減

2021年4月26日 (月)

ロジスティクス仏コンテナ船大手のCMA CGMは、このほど気候変動サミットが開催されたことを機に、改めて同社グループの二酸化炭素排出削減に向けた取り組みを説明した。2020年はグループ全体で排出量を前年比で4%削減。今後も各種施策により、50年までに排出量の実質ゼロ化を目指す。

同社によればCMA CGMグループは08年以降、コンテナキロ(container-kilometer)あたりの二酸化炭素排出量を49%削減。19年には前年比6%減に削減するとともに、20%のリサイクル植物油と林業廃棄物からなるバイオ燃料の使用テストに、海運会社として初めて成功した。

21年に入ってからは、12か国で11万本の植林計画に着手。4月には、燃料となるバイオメタンガス1万2000トンの生産支援を決定している。また、22年までにグループの船舶のうち32隻をLNGを動力とする船舶にし、23年までに消費する燃料の10%以上を代替燃料に置き換える考え。