調査・データユーグレナは16日、同社とエアロジーラボ(大阪府箕面市)が複数社の協力のもと、バイオ燃料とドローン「AeroRange QUAD」(エアロレンジ・クアッド)による実証実験を実施し、沖縄県の竹富島・石垣島間の5.5キロメートルでクルマエビ1キログラムの輸送に成功したと発表した。離島における物流問題の解消と、二酸化炭素の排出量削減に向けたもの。
バイオ燃料は、ユーグレナが微細藻類のユーグレナ(ミドリムシ)や使用済みの食用油などから製造したもの。燃焼時には二酸化炭素を排出するが、ユーグレナが成長過程で光合成により二酸化炭素を吸収するため、実質的な排出量はゼロになるという。
AeroRange QUADはエンジン発電機とバッテリーを搭載した小型のハイブリッドドローンで、最大飛行時間は150分。最大4キログラムの荷物を運搬できる。