ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵便、20年度は微減収・2桁減益に

2021年5月14日 (金)

財務・人事日本郵政が14日に発表した2021年3月期の通期連結決算によると、日本郵便による営業収益(売上高)は前年比0.04%減の3兆8376億円で、営業利益は13.4%減の1550億円だった。最終利益は、豪州トール・ホールディングスの事業売却に伴う特別損失674億円を計上したものの、534億円(38.7%減)で着地した。

郵便・物流事業は、営業収益が2兆684億円(568億円減)、営業利益が1237億円(237億円減)。総取扱物数は郵便物が152億4403万通(6.8%減)、ゆうメールが32億9931万個(7.5%減)、ゆうパックが10億9079万個(11.9%増)で、巣ごもり消費増加によるECの利用拡大によるゆうパックの増加が目立った。

4月にエクスプレス事業の譲渡を発表したトール社を中心とする国際物流事業は、新型コロナウイルス感染予防対策物資の大口取扱により営業収益が7498億円(1149億円増)、営業損益(EBIT)が35億円(前年度は86億円の赤字)となった。