ダイハツ、軽貨物車など7種16万台をリコール

行政・団体ダイハツ工業は24日、軽貨物車「ハイゼット」など7車種・16万435台のリコールを国土交通省に届け出た。市場から報告されたステアリングギヤの不具合によるもので、不具合件数は69件。事故は報告されていない。

対象となるのは2017年10月31日から19年7月31日までに製造された、ダイハツ「ハイゼット」「ハイゼットデッキバン」「アトレーワゴン」、スバル「サンバー」「サンバーオープンデッキ」「ディアス」、トヨタ「ピクシスバン」。ステアリングギヤのブーツ取付部のシールが不適切だったことに加えて、エアコンドレンホースがその直上にあるため、エアコン凝縮水がギヤ内部に浸入するものがあり、使用を続けると錆が生じてベアリングが破損する恐れがあるという。

今後は全車両のエアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともに、ステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものは新品と交換する。水の浸入が認められないものは、ブーツを適切に取付ける。