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中国日通、医薬品物流強化に向け現地企業と提携

2021年6月25日 (金)

メディカル日本通運の海外現地法人である日通国際物流(中国)はこのほど、バイオ医薬品の国内輸送などを手掛ける上海生生物流と、業務提携の覚書を締結した。中国での医薬品物流サービスを拡充する。締結日は5月27日。

日本通運によれば生生物流は、中国でのバイオ医薬品や生物サンプルなどの温度管理・保管・輸送に関するトップクラスの物流企業で、全土に輸送拠点を構える。傘下には保冷容器の製造・開発会社も有し、世界の大手メーカーに資材を供給している。

中国での医薬品供給などに関する基準のGSP(グッド・サプライング・プラクティス)が、外資系企業の参入にとってハードルとなっているため、中国日通は同国でのサービス拡充にあたり、同社との業務提携を検討していたという。今後は中国日通の中国国外へのグローバルネットワークと、生生物流の国内輸送ネットワークや梱包技術などを組み合わせ、複数温度帯の海上混載輸送サービスや、コールドチェーン一貫輸送サービスなどを開発する考え。