日野、トラック「プロフィア」5万台超の改善対策

荷主日野自動車は14日、国土交通省に貨物用トラック「日野プロフィア」5万1084台の改善対策を届け出た。「改善対策」は道路運送車両の保安基準に対して不適合ではないものの、安全上などの観点から放置できない不具合などを同省に届け出て、自動車を無料で修理する制度。市場からの不具合情報が7件あり、事故の報告はないという。

対象となる車両は、2017年6月から昨年8月にかけて製造されたもの。運転支援ECUの前方障害物衝突被害軽減用の制御プログラムが不適切なため、高速道路トンネル内の照明を前方移動物と認識することがあり、その際には障害物との接近を知らせる警告音が鳴り、瞬間的にブレーキが作動する恐れがあるという。今後は全車両の運転支援制御プログラムを、対策仕様に修正する。