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セイノー1Q、営業戦略で貨物量が増加し増収増益

2021年8月10日 (火)

ロジスティクスセイノーホールディングス(HD)が10日発表した、2022年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比7.5%増の1485億400万円、営業利益が同2.6倍の69億5600万円、経常利益が同90.7%増の79億2300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.1倍の49億8100万円となり、第1四半期としては3年ぶりの増収増益となった。

主力の輸送事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の停滞により大幅に減少した取扱貨物量が十分に回復しないなかで、蓄積した業種別の実績データ分析による好調業種への積極的な渉外活動や、顧客情報を一元管理する「顧客カルテシステム」を活用した取扱貨物量の確保に取り組んだことで、増収を確保した。

経費の最適化も実施し、取扱貨物量の回復に伴う臨時要員の活用や路線便の効率化に注力したことから、収益力を高めた。その結果、売上高が前年同期比4.5%増の1107億5600万円、営業利益が同3.3倍の52億2200万円となった。

自動車販売事業も、サポートカーなどキャンペーン展開や中古車販売などが後押しして収益を伸ばした。

2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月13日に公表した前回の予想数値を据え置いた。