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アスタリスク、「モノ認識」技術開発拠点を新設へ

2021年8月16日 (月)

AsTech Osaka Buildingのイメージ図(出所:アスタリスク)

拠点・施設電子機器メーカーのアスタリスク(大阪市淀川区)は、画像認識やセンサーなど「モノを認識する」技術の研究開発拠点「AsTech Osaka Building」を建設すると発表した。物流業界でも各種コード判読技術を導入することで業務の効率化・高精度化を推進する機運が高まっている。電子機器メーカーがこうした研究開発機能を強化することで、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)化が加速する期待もある。

物流現場では、仕分けや出荷作業を中心に、バーコードや二次元コードによる荷物情報を判読する技術の高度化により、誤配送の抑止や作業時間の短縮を図る動きが広がってきており、店舗や製造業の現場でも、同様の取り組みが急速に進んでいる。

アスタリスクは、こうした「モノ」を自動で認識する技術の普及が今後、さらに広い領域で加速すると予測。開発体制を強化することで、高度化する需要に対応した技術開発をより迅速に進める事業基盤の構築が不可欠と判断し、今回新たに開発拠点を設けることとした。

アスタリスクは、大阪市淀川区に建設用地を取得。2022年12月に完成する予定だ。新社屋は新規技術開拓の研究開発とともに新製品の開発や検査設備などの機能も充実させ、全世界を対象とした当社製品における品質やサポート力の強化を推進する。製品やソリューションを体感できるショールームも併設する予定だ。

■「AsTech Osaka Building」の概要
所在地:大阪市淀川区木川西
構造:鉄筋コンクリート造、地上9階建て
延床面積:1300平方メートル(予定)