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JR貨物、山陽線不通受け通運業界に代替輸送要請

2021年8月16日 (月)

ロジスティクス西日本に停滞する前線などによる大雨の影響で、山口県内のJR山陽線の一部区間で線路の路盤が流出したことを受けて、日本貨物鉄道(JR貨物)が貨物列車の代替輸送について、通運業界団体などに要請したことが16日、分かった。

LOGISTICS TODAYの取材によると、JR貨物は不通区間を含む広島貨物ターミナル駅・新南陽駅と北九州貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅間の貨物代替輸送について、16日に通運業者に協力を要請した。

早ければ17日にも承諾を得て、18日よりトラック輸送や船舶による代替輸送の開始を目指す。九州側の通運事業者が、代行輸送の準備に着手するなど、通運業界も前向きに調整を進めている。ダイヤ設定など詳細は今後詰める。

JR山陽線は、厚東-厚狭間で線路の路盤が崩落。JR貨物などによると、復旧工事を実施するため運転再開は10日前後かかるとしている。JR山陽線は、西日本における貨物輸送の大動脈として機能する。ことし7月にも中国地方の大雨で線路が冠水し、貨物運転を休止している。