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JR貨物、新たに2区間で代替輸送

2018年8月20日 (月)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は20日、7月の豪雨によって現在も貨物列車の運転を休止している区間の代替輸送として、新たにトラックと内航海運による代替輸送を開始した。

(以下画像の出所:JR貨物)

同社は通運会社などと連携して不通区間の代行輸送を行っているが、休止前の輸送力には及ばず、荷主から代替輸送を増強する要望が強いことに配慮したものとみられる。

今回の増強では、姫路貨物駅(兵庫県)と広島貨物ターミナル駅(広島市)の間で新たにトラック輸送を開始し、片道12フィートコンテナ7個分の輸送力を確保する。ただし、危険品については輸送区間に制限がある場合がある。

また、百済貨物ターミナル駅(大阪市)と北九州貨物ターミナル駅(北九州市)の間では、大阪港と北九州港を内航船で毎日上下1便(日・祝除く)運航し、片道12フィートコンテナ80個分の輸送力を増強する。

トラック輸送は20日から、内航輸送は22日からそれぞれ開始する。このほか、JR西日本との間で、不通区間をう回する伯備線・山陰線・山口線を通るルートで貨物列車を運行する検討を進めている。

運転を休止している東福山駅(広島県)・広島貨物ターミナル駅間の105.6キロは10月中の再開を、広島貨物ターミナル駅・新南陽駅(山口県)間の115.9キロでは9月中の再開を目指している。