サービス・商品日本気象協会(東京都豊島区)は26日、従来よりも高精度で粒度が細かく、各種分析や予測サービスなどの開発に適した気象データ「ウェザーデータAPI」の提供を開始した。メッシュサイズ粒度は1キロメートルで、8週間の予測が可能など、これまで同協会が提供してきた気象データや、現在の市場に出ているAPIと比べて、よりビジネスに活用しやすいとしている。
気象データのメッシュサイズ粒度が1キロメートルであることから、情報は一般的な府県予報よりも詳細。また、過去実況値から最大8週先の予測までを取得できることで、物流業者は配送計画などに役立てることができる。
同協会はユーザーとして「気象データを活用して交通の最適化を行う事業者」や、「需要予測の精度向上を行うデータサイエンティスト・アナリスト」「気象データを使用するウェブサイト・アプリなどの開発ベンダー」などを挙げている。初期費用は1万5000円で月額使用料3万2000円から。
なお、提供開始に伴い、同協会はウェブサイト上で、データアナリストが気象データの活用法について説明する動画「How to use Weather Data API」を配信する。