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JX通信社、災害情報を3D都市モデルで可視化

2021年8月31日 (火)

3D都市モデル上に「FASTALERT」が実際にビッグデータから検知・収集した災害、事故等のリスク情報を可視化(出所:JX通信社)

サービス・商品JX通信社(東京都千代田区)は30日、速報配信サービス「FASTALERT」(ファストアラート)がSNSなどから検知・蓄積した災害・事故・事件などのリスク情報データを、国土交通省の主導する「Project PLATEAU」(プロジェクト・プラトー)の3D都市モデル上で可視化する実証実験を開始した。プロジェクト・プラトーは日本の都市の3D都市モデルの整備を推進するプロジェクトで、3D都市モデルはオープンデータとして公開される。

ファストアラートが収集するSNSやライブカメラ、衛星画像などからのビッグデータをもとに、水害や震災などの大規模災害を3D都市モデルの「デジタルツイン」上で可視化し、被害規模や影響の範囲をリアルタイムで分析する。中長期的には、被害リスクを最小化するための予測技術開発など、防災・BCPに寄与する取り組みを拡大する。

東京・千代田区丸の内周辺の3D都市モデル上「FASTALERT」が実際にビッグデータから検知・収集した災害、事故等のリスク情報を可視化(出所:JX通信社)

ファストアラートは全国各地で発生する災害・事故・事件やシステム障害など、幅広いリスク情報をSNSなどから迅速に収集し、分析した上で速報として配信する情報ツール。幅広い業種の企業や政府・自治体、国内の多くの報道機関などが導入している。同社は、BtoB向けのファストアラートに加えて、BtoC向けのニュース速報アプリ「NewsDigest」(ニュースダイジェスト)も提供している。