EC受発注業務や物流業務用のパッケージソフトなどを開発・販売するユーザックシステム(大阪市中央区)は1日、アマゾンと取引する企業の業務の課題を解決するためのサービスパッケージ「amazingEDI」(アメイジングイーディーアイ)を発売した。
アマゾンに商品を提供するベンダー企業に個別に提供してきた検品システムや、ラベル発行システムなどをパッケージ化した。EC(電子商取引)需要の高まりを受けた利用拡大を見込む。アマゾンとの取引に必要な機能を絞り込み、パッケージ化することで従来に比べて費用を3分の1に抑えた。
価格はソフトウェアの1年ライセンスが100万円で、5年ライセンスが450万円。無線ハンディターミナル2台やラベルプリンタ、周辺機器などからなるハードウェアも販売する。価格は買取で60万円。
ベンダー企業はアマゾンが提供する取引支援ツール「ベンダーセントラル」でも受注管理や出荷関連の業務を行えるが、日本の小売企業とは通信手順などが異なることから、システム構築にコストや時間がかかる傾向がある。