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商船三井系、曳船燃料にカーボンニュートラルLNG

2021年9月2日 (木)

LNG燃料タグボート「いしん」(出所:商船三井)

環境・CSR商船三井は2日、グループ会社の日本栄船(神戸市中央区)が運航するLNG燃料タグボート「いしん」が1日に、大阪ガスとDaigas(ダイガス)エナジー(大阪市中央区)から、燃料として「カーボンニュートラルLNG」(CNLNG)の供給を受けたと発表した。商船三井は、環境対応を意識した事業展開を推進することで、持続的な社会の実現に貢献するとともに、企業価値を高める契機とする。

液化天然ガスを供給したタンク(出所:商船三井)

カーボンニュートラルLNGは、天然ガスの採掘・液化・輸送・製造・燃焼などの工程で発生する温室効果ガスを、環境保全プロジェクトにより創出したクレジットで相殺したLNG(液化天然ガス)で、国内で船舶用燃料として使用されたのは今回が初めて。大阪府の堺泉北港で、岸壁のタンクローリーから供給された。

いしんは商船三井グループが保有した初めてのLNG燃料船で、2019年2月に完成。就航当初からダイガスエナジーからLNGの供給を受けている。日本栄船はダイガスエナジーとの間で、数年間にわたるCNLNGの供給に関する覚書を締結した。