ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JR貨物が山陽線の輸送を5日再開、3週間半ぶり

2021年9月6日 (月)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は5日、大雨による線路の被災で8月12日より運転を中止していた、JR山陽線の新南陽駅(山口県周南市)-北九州貨物ターミナル駅(北九州市門司区)間について、3週間半ぶりに運行を再開した。始発から運転を開始し、運休前と同様にコンテナ輸送27往復・54本を実施した。

同じく大雨の被害で運休していたJR中央線と合わせて、不通となっていた2区間がいずれも復旧したことになる。

山陽線は、厚東-厚狭間で大雨により線路の路盤が崩れるなどの被害が発生。当初は運休の長期化も危惧されていた。同区間については、19日からトラックによる代行輸送が開始され、26日には東京・九州間で海上輸送を組み合わせた代行輸送も開始。山陽線での貨物列車の運行再開に伴い、全ての代行輸送は4日に終了した。

JR中央線の多治見駅(岐阜県多治見市)-塩尻駅(長野県塩尻市)間は、土砂の流入や信号機器室の損傷により、山陽線と同じく12日から運行を休止していた。しかし山陽線より一足早く9月3日に再開。3日には運休前と同様にコンテナ輸送2本と石油輸送6本を実施している。