ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱ふそう台湾販社、創業6年で納車3万台達成

2021年9月13日 (月)

台湾でのキャンペーンの様子(出所:三菱ふそうトラック・バス)

荷主三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は10日、現地合弁販売会社のダイムラー・トラック・アジア台湾(台北市)の台湾市場における納車数が3万台を突破したと発表した。2017年の創業から6年目での達成を弾みとして、今後も台湾市場における営業展開を加速する。

ダイムラー・トラック・アジア台湾などは、3万台目となるふそうトラック「キャンター PRO5」の納車式を、高雄市に本社を置く不動産開発会社の一功営造で9月中に開催する。1980年に設立された一功営造は現在15台のふそう車を保有する。

台湾市場におけるふそう製品の歴史は長く、小型バス「B46」を導入した1936年がルーツとなる。現在では、台湾はふそうにとってインドネシアに次ぐ海外の主要市場だ。台湾各地での販売拠点の整備やサービス向上施策により、ふそうは2020年まで29年連続で商用車ブランドのトップシェアを獲得している。

さらに、ダイムラー・トラック・アジア台湾社は顧客との関係を深める各種キャンペーン活動を展開するなど、市場での存在感を高めてきた。毎年恒例となった「FUSOヒーローズ」キャンペーンは、台湾の社会に最も貢献したふそう車オーナーを一般投票を交えて選出し表彰している。ふそう車は2020年に商用車部門全体で32.2%、小型トラックでは38.1%の市場シェアを達成している。