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スペースウォーカー、エア・ウォーターと技術連携

2021年9月15日 (水)

サービス・商品SPACE WALKER(スペースウォーカー、東京都港区)は15日、エア・ウォーターとエア・ウォーター北海道(札幌市中央区)の2社との間で、脱炭素社会の実現に向けた水素利用に関する技術開発の基本合意書を新たに締結したと発表した。

出所:スペースウォーカー

スペースウォーカーは、誰もが飛行機に乗るように自由に宇宙を往来する未来を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するため、有翼式再使用型サブオービタルスペースプレーンの研究・開発に取り組む。2020年9月には、エア・ウォーターなど2社と基本協定を締結。主にサブオービタルスペースプレーンの運用などにおける協力関係を構築し具体的な検討を進めている。このたび、北海道大樹町にて打ち上げを計画する取り組みに加えて、新たに脱炭素社会の実現に向けた技術開発の基本合意書を締結した。

エア・ウォーターなど2社は、1970年代から宇宙ロケット開発に携わり、供給設備の納入や大学との研究開発を進めてきたほか、産業ガス事業で培った高圧ガスに関する製造、貯蔵、運搬から使用方法に至るまでの豊富な知見と技術を保持している。

▲次世代複合材高圧タンクType5(出所:スペースウォーカー)

今後は、3社の知見や技術を連携させることで、主に地上での水素の輸送・供給設備に使用可能な「次世代複合材高圧タンク」の開発に共同で取り組む。開発する高圧タンクは、エネルギー用途での水素ガス需要の拡大が見据えて、水素トレーラーやカードルなどの輸送機器への展開、水素ステーションでの利用を想定する。